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虫害やカビから貴重な文化財を守るために

平成23年4月1日

東北地方太平洋沖地震で被災された方々にお見舞い申し上げます

公益財団法人 文化財虫害研究所

理 事 長    三浦 定俊 


このたびの東北地方太平洋沖地震で被害を受けられた方々に、衷心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた多くの方々に深く哀悼の意を表します。

東北、関東の被災地ではまだ多くの行方不明の方々がおられ、津波による原発の事故などもあって、数多くの方々が避難所等で不安な日々を過ごしていらっしゃいます。一日でも早く事態が落ち着いて、被災地の復興がはじまることを願っています。

まだ全容は明らかになっていませんが、今回の震災では人命だけでなく多くの文化財も被害を受けました。文化庁の要請により、この4月1日に被災文化財等救援委員会が設置され、東京文化財研究所を事務局として文化財レスキュー事業が開始されました。当公益財団としてもできることからお手伝いしたいと思っていますが、会員の方々にも委員会や関係の諸団体からお声がかかった際には、被災した文化財の救済にお力添えいただければ幸いです。

平安な日々が早く戻ることを祈念しつつ、被災者の方々へ心からのお見舞いを申し上げます。

最新情報

最終更新日:2011/12/8

文化財虫害研究所とは

6月から9月にかけて気温が高く湿気の多い夏をもつわが国では、虫やカビなど生物によって文化財は大きな被害を受けてきました。そのためお寺や旧家などでは、昔から気候の良い秋に倉から宝物を出して風通しする曝涼(虫干し)を行って被害を防いできました。20世紀の半ばからは化学薬剤を使って殺虫・殺菌する方法が、文化財を生物被害から守るために大きな効果をあげてきましたが、近年は環境や健康への影響を考慮して、薬剤による処置だけでなく、虫やカビが発生しにくい環境を作って生物被害を予防することも重視されています。

文化財虫害研究所は内閣府所管の公益財団法人で、わが国の文化財を生物被害から守るために、予防と駆除の両面から活動を行っています。

フルホンシバンムシに食害された書籍
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フルホンシバンムシの成虫
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写真提供・山野勝次
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