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虫害やカビから貴重な文化財を守るために

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文化財虫害研究所とは

6月から9月にかけて気温が高く湿気の多い夏を持つわが国では、虫やカビなど生物によって文化財は大きな被害を受けてきました。そのためお寺や旧家などでは、昔から気候の良い秋に倉から宝物を出して風通しする曝涼(虫干し)を行って被害を防いできました。20世紀の半ばからは化学薬剤を使って殺虫・殺菌する方法が、文化財を生物被害から守るために大きな効果をあげてきましたが、近年は環境や健康への影響を考慮して、薬剤による処置だけでなく、虫やカビが発生しにくい環境を作って生物被害を予防することも重視されています。

文化財虫害研究所は文部科学省文化庁の所管法人で、わが国の文化財を生物被害から守るために、予防と駆除の両面から活動を行っています。

フルホンシバンムシに食害された書籍
フルホンシバンムシに食害された書籍
フルホンシバンムシの成虫
フルホンシバンムシの成虫
写真提供・山野勝次
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