「カビ退治4」
■書棚のカビの処理（書籍のクリーニングと並行して行います。）
注意点
・湿度は65％RH以下ですか？超えている場所では湿度を下げてから作業をしてください。
・健康被害を防ぐため服装を整えてください、カビの吸入や付着がないように必ずキャップ、マスク（防塵マスクとして販売されているタイプ(N95など)）、ゴーグル、手袋(パウダーフリー)（使い捨てのニトリルゴム製の薄手の物(細かい作業に向く)）、作業着（白衣・使い捨ての不織布製の上着等）、靴カバー等を使用します。
・揮発性の高い消毒用アルコール（エタノール）を使用する場合、換気には十分注意してください。
・HEPAフィルター付きの掃除機を全面的にかけ、床面・壁・収蔵棚（書棚等）・天井等は消毒用アルコール（70～80％）で拭き取りを行います。
・消毒用アルコールをペーパータオル（キムワイプなどのワイピングペーパー）に湿らせる程度に含ませ、奥から手前へ一方方向に拭き取ります。ペーパータオルは拭いた面は内側に折り込み、きれいな面を使います。
・拭き取り作業が終わった後、使用したマスク・手袋等は付着したカビを落とさないよう外し、ゴミ袋に入れて破棄します。うがい・手洗いも忘れないようにしましょう。
・書籍を書棚に戻し入れるときは、消毒用アルコールには水分が含まれているため、書籍も書棚も十分に乾燥（数時間は放置）しているか確認をしてから搬入（戻し入れ）をしてください。湿っているとまた、カビが生える要素を与えてしまいます。
・書棚が木製の場合は次亜塩素酸ナトリウムなどを含む薬剤で消毒することができますが、金属製の棚に使用する場合は錆てしまう恐れがありますので注意が必要です。