2025.08.20
【申込者が定員となりましたため、受付を締め切りました。】
当研究所の定例事業であります標記講習会を、今年度は下記の日程で開催いたします。
毎年、会員の皆様をはじめ一般の文化財保存管理者、博物館・美術館・図書館・資料館・文書館等において展示・収蔵品を保存管理されている方、また施設において生物被害防除作業に携われている方など、全国から多数参加されております。
お忙しい折柄とは存じますが、ご参加いただきますようお願い申し上げます。
なお、本講習会は「文化財虫菌害防除作業主任者」資格登録更新の要件としております。受講する必要のある方は、本講習会の受講をご検討ください。
時期令和7年10月14日(火)、15日(水)
対象① 当研究所維持会員、一般の文化財保存管理者をはじめ、博物館・美術館・図書館・資料館・文書館等において展示・収蔵品や資料等を保存管理する担当者、またその施設で生物被害防除業務に携わる方
②「文化財虫菌害防除作業主任者」有資格者で更新のために受講する必要のある方
申込期間令和7年8月20日から9月30日まで
ただし、申込者が定員に達した場合は、期限前でも締切らせていただきます。
定員70名
受講料28,000円
当研究所維持会員※の方は、25,000 円 です。
※ 維持会員とは、当研究所の活動を賛助し会費を納めている個人または団体(団体所属の役職員も含む)です。「文化財虫菌害防除作業主任者」および「文化財IPMコーディネータ」資格保有者は維持会員には該当しませんので、ご承知おきください。
振込先 次のいずれかの銀行口座へ、令和7年9月30日までにお振込みください。振込人欄の前には必ず「522」と記入してください。振り込みにかかる手数料はご負担ください。また、一度納入された受講料は原則として返却いたしません。
例)文化太郎:522ブンカタロウ (株)文化: 522カ)ブンカ
① 三菱UFJ銀行 新宿支店 普通 0194785
② ゆうちょ銀行 〇一九店 当座 0060430
口座名義 公益財団法人文化財虫菌害研究所 インボイス番号 T3011105004634
なお、郵便局の「払込取扱票」を利用する場合は、次の番号へお願いします。
00130-9-60430 口座名義 公益財団法人文化財虫菌害研究所
見積書・請求書の作成申込み書![]()
◆申し込み完了後、Googleフォームより「自動返信メール」が送信されます。このメールを受信しましたら、受講料の振り込み手続きを振込期限までに行ってください。
◆申込者が定員を超えた場合は、締め切り前でも受付を終了することがあります。その場合は、「申し込みを終了した」旨のお知らせが表示され、Googleフォームによる申し込みも終了となりますので、注意ください。
◆申し込みをキャンセルされる方は、令和7年10月10日(金)15時までに必ずお電話でご連絡いただくとともに「キャンセル申請書」をご提出ください。
期日までに連絡、提出がない場合は、受講料を全額お支払いいただきます。
********** 講習内容 ***********
10月14日(火)
13:30~開講
13:30~14:30
■ 殺虫あるいは殺菌処理の選択に際しての注意点と最近の動向
「エキヒュームS」の販売終了を受け、殺虫殺菌処理や生物対策の再考が求められています。防除方法を選択するに際しての注意点を、実際に質問や問い合わせが寄せられた事柄に基づき紹介します。また、ここ最近の殺虫殺菌処理の動向についてもお示しいたします。
公益財団法人文化財虫菌害研究所 岩田泰幸
14:40~15:40
■ 文化財収蔵施設における空調のしくみと不具合事例
貴重な文化財の保存・保有及び展示活用する文化財収蔵施設の意義や特徴などについて解説します。特に資料保存に欠かせない空気調和設備の基本的なしくみや外気の取り入れ、CO2制御の目的及び収蔵施設における不具合事例や考察を交えて紹介します。
株式会社SOY-TEC 添田二三男
15:50~16:50
■ 被害原因を読み解くための現場での着眼点 -アジア経済研究所図書館のカビ被害事例から-
2023年秋から2024年春にかけて、アジア経済研究所図書館では深刻なカビ被害が発生しました。原因として空調運転の変更による温湿度差に着目し、部分的な高湿化の可能性を検討し、過去の被害例や湿度データと照らし合わせながら、原因を読み解いてきました。温湿度データからは見えない原因や、実務に役立つ観察の視点についてお話します。
アジア経済研究所図書館 能勢美紀
10月15日(水)
10:30~11:15
■ 空気環境の測定と対策、空気環境改善のための手法について
酸、アンモニアを吸着する「エアチューンシート」、基準値が目視でわかる「パッシブインジケータ」、アンモニアを吸着する「ダヴィンチ工法」、酸、アンモニアを吸着する調湿材「エアチューンKR」、展示ケースや展示台から発生するガスを抑制する工法「ピクチャープロテクト」など、新設物件から既に開館している建物まで、空気環境改善に役立つ商品、工法について紹介します。
株式会社内外テクノス 我妻信行
12:50~13:50
■ 博物館等の施設における屋外害虫の侵入経路
博物館や美術館などでは、外部から侵入する害虫が資料保存に深刻な影響を及ぼすことがあります。本講義では、主な害虫の種類とその侵入経路を紹介し、建物構造や人の出入り、搬入物などを通じたリスクを解説します。さらに、害虫侵入の予防策についても紹介します。
帯広畜産大学 山内健生
14:00~15:00
■ 皇居三の丸尚蔵館における総合的有害生物管理の取り組み
皇居三の丸尚蔵館では、宮内庁所管であった2016年頃から文化財IPM活動を推進してきました。この中では、CCI(1994)が示した文化財IPMの5段階の制御項目を有機的に連関させることを特に意識してきました。本報告では、演者らが実体験の中で認識した経緯を共有しながら、その実際をわかりやすく解説します。
三の丸尚蔵館 建石 徹
15:00 閉講